今回は、鹿児島県与論島で民宿『汐見荘(しおみそう)』を経営する林志津枝(はやししづえ)さんを取材させていただきました。
「オールシングス・イン・ネイチャー」を使い始めたキッカケは何ですか?
(林さん)
「自然を守りたい!」、「島のサンゴ礁を壊したくない!」という想いが強かったです。自分たちの台所の排水が海を汚していること、これまで使っていた洗剤の恐ろしさというのを知って、「何か良い洗剤はないかかな?そういうものにいつか巡り合いたいなぁ」とずっと思っていました。そうしたら、島の中央公民館で木村さんの講演(2016年6月にオールシングス・イン・ネイチャーの開発者であるがんこ本舗の木村社長が「きむちんの洗剤学校」を開催)があり、「これだっ!!」って思いました。肌に優しい洗剤ということは、家族のことを想うと物凄く大事ですから、それからは、家でも宿でも使っています。
これまで使っていた洗剤の「恐ろしさ」というのは、具体的にはどういうことなのですか?
(林さん)
以前、九州大学でサンゴの再生研究をしている先生から「ある食器用洗剤1本を完全に無害にするためには、その何百万倍~何千万倍もの膨大な量の水が必要になる。あなたたちの想像できない量の水を使わないといけない」という話を聞き、そんなものを各家庭で流していたら、海はどうなるんだろう?と考えた結果、一人一人の意識を変えていかないと与論島を守れないと思いました。
実際に「オールシングス・イン・ネイチャー」を使ってみて、いかがでしょうか?
(林さん)
すごく気持ちいいです!安心して洗濯できるし、安心して服を着れます。後付けですが、水道代が安くなったのは嬉しいです(笑)。
逆に、不満な点や改善して欲しい点、また期待している点などはありませんか?
(林さん)
食器洗いの時、自分は良いのですが、アルバイトの子たちは「泡立ちがよくないとキレイに洗えた気がしません!」っていう感じで、そういった意識がまだまだ抜けません。結果的に、使い過ぎてしまうことが多いです。それと「先に油汚れを紙で拭いてね!」って何回言っても、中々身に付きません。でも、先ほど教えてもらった神奈川県にある海の家での洗い方(ボウルに水(もしくはお湯)を張り、そこにオール5mlを入れ、油分を拭き取った食器を入れて洗う方法)をやってみようと思います。そういう意味でも、もう一度与論島で講習会をやって欲しいです。その時は、ここでアルバイトをしている子たちと一緒に行きますよ!
最後に、これからの島のことについて、考えていることがあれば教えてください。
(林さん)
子供や孫とのことを考えると、こういう洗剤、こういう暮らしを「次世代に伝えたい!」、「自然を守りたい!」と思います。 この前、息子夫婦の出産祝いをいただいて、その返礼品としてオールのことを話したら、息子夫婦も同じ気持ちを持っていてくれたので、お世話になった方々へのお礼にオールを渡して、島外に住んでいる身内には電話でオールの使い方を話しました。一緒に次世代を守っていく輪を拡げていきたいです。
本日は貴重なお話をありがとうございました。この島の自然を守っていくためにこれからもよろしくお願いいたします。
<プロフィール>
オーナー 林志津枝さん
鹿児島県与論島在住の64歳。昭和46年5月に民宿「汐見荘」を開業。林さんは昭和49年に旦那さんのいる「汐見荘」に嫁ぎ、以降運営を行っている。
民宿・汐見荘
〒891-9301 鹿児島県大島郡与論町茶花2229-3
TEL:0997-97-3582
取材日/2016年7月