熊本県および大分県を震源とする地震により亡くなられた方々とそのご遺族に謹んでお悔やみを申し上げますと共に、 被災された皆様とそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。 また、現地で救助および支援活動に携わられている全ての皆様に心からの敬意を表します。
株式会社スローヴィレッジ スタッフ一同
熊本県・大分県での震災が起きてからスローヴィレッジとしても、「何かできないか・・・」とずっと考えていまして、友人のFacebookの投稿を見て、”石鹸”を募集している記事を読みました。
その後、その記事を書いていた友人に「洗剤が必要なら力になれます!」とお伝えし、その友人の友人の旦那さん経由で熊本県内の50ヶ所の避難施設に物資を送り届けている吉田信一さんというお医者さんを紹介していただきました。
先日、吉田先生と電話で話しをしまして、現場の内容を教えていただきました。
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・洗濯をする際には、電気や洗濯機がある避難所や家の場所に移動して、そこで洗濯をしているということ。
・5リッターなどの業務用サイズの洗剤よりも、小分けサイズで持ち運びに便利なものがあると良いとのこと。また、高齢者の方が多いということ。
・3ファミリーが1ユニットという形で避難所で暮らしているケースが多く、3ファミリーで1本の洗剤というのがベストという結論。
・3家族が1日1回洗濯すると仮定すると、3家族で30日間で90回となり、約100回分の500mlを約1ヶ月で使い切ることになる。
・現在50ヶ所の避難所を回っているということで、100本のAllをまずは10箇所に分けて、10箇所10本というのが良いとのこと。
・継続方法についても詰替えではなく、新しい家族へボトルを手渡していくという方法が良いとのこと。「できるだけたくさんの方に使ってもらうことが良いかな?」と。「段々と洗剤が行き届いて来たら、詰替えでも良いかな?」と。
・こちらから中古の洗濯機を寄付・・・という提案については、とにかく人手不足で大きなものを運んだり、設置する場所が無かったりという状況。
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このような状況をお聞きして、吉田先生が福岡で経営しているももち浜クリニックへ5月2日発送&4日着で500mlのボトル100本の洗濯用洗剤All things in Nature(300世帯の約1ヶ月分)を発送させていただきました。
洗剤のボトルには、1つ1つ洗剤の使用方法についてのお手紙を添付させていただきました。
その内容が以下です。
◎「洗濯機での洗濯」、「手洗いでの洗濯」の洗剤の使い方についてです。
★今回のような非常時で、水が大変貴重な際には、洗濯物が全部浸かる量の水を使い、洗濯を行ってください。また、すすぎ無しの脱水のみで洗濯を完了していただいて構いません。洗濯機がお使いいただけない場合には、バケツやコンビニ袋に衣類を入れて、つけ置き洗いを行っていただければ汚れを落とすことができます(多少ジャブジャブ撹拌してください)。つけ置き洗いの場合もすすぎ無しで洗濯を完了していただいて構いません。
水は特に飲用不適でも、ある程度ろ過してあれば洗剤の効果はさほど変わりません。泡は最初からほとんどなく、排水は約24時間でほぼ分解されますので安心してご使用ください。
アレルギーのテストは行っていないため、肌の弱い方にはすすぎ1回を推奨していますが、 いざとなったら、All things in Natureもすすぎゼロで使っても一般の方は支障を来たすことはありません!
◎「キッチン用洗剤」と「万能洗剤」の作り方についてです。
スローヴィレッジでは、洗濯用洗剤All things in Natureの寄付を通して、熊本県や大分県で避難している方々のご支援をできる範囲で継続していきます。