石けんと「All things in Nature」、どっちを使うのがエコになりますか?

「All things in Nature」の開発者、きむちんに聞いてみました。

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「魚が好きだから海が汚れるのはダメ!」ってポリシーで石鹸派だった僕が『海へ…/森と…(きむちんが代表を務めるがんこ本舗から販売されている洗濯用と台所用の洗剤)』を作ることになったきっかけのひとつ、長野の村おこしのコンサルティングに通っていた時のこと。

そこは冬は厳冬になる。いくら環境にいいと言っても冷たい水で粉せっけんを使うのは難しい。そこで、液体でいいものができないかって考えたんだ。

当時横浜国大の大矢勝先生が興味深いことをおっしゃっていた。

『洗濯1回分の石けんを作る時と同じ量の植物油脂で界面活性剤を作ったら、なんと洗濯4回分の量が出来る。』

例えば日本人全員が髪を洗うのも台所も洗濯も全てヤシ油石けんにすると世界中のヤシノミを全部使う事になるんだ。だから石けんと洗剤はうまく使い分けようねってことなんだけれど。

「All things in Nature」には通常の洗剤の1/31しか界面活性剤を使っていない。これで一般的な洗剤と同等の洗浄力がある。

さらに粉石けんの洗濯1回分に使われているヤシノミの量を「All things in Nature」で換算すると120回分になる。

「All things in Nature」の形にすれば世界中の人にヤシノミを分配することが出来るわけ。

自分がものを作る時には最初にそこまで考える。
使う時にどうか、だけでなく最初から最後まで。。

「All things in Nature」は洗濯槽のカビと排水溝にたまる石けんカスを気にしなくて済む。石けんは特性からどうしてもカスがでてしまうんだけれど、そんな心配もなし。掃除の手間も少し省ける。

でも、だからといって石けんをつかってないわけじゃないよ!お風呂で石けんで体を洗ったときの「キュッ!」ってなる感じ、好き~!エコも大事だけど「ニコっ」と出来る暮らし方の方がもっと大事だからね!何事もバランスバランス!忘れずに!

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