かく言う我が家も次男が1~3歳くらいの間、酷いアトピーに悩まされ、本当に日々、夫婦で泣いていました。
先日、洗濯用洗剤「All things in Nature」」を愛用してくださっているお客様から「アトピーの我が子が使っている衣服を洗濯機で洗うと石鹸カスのようなものが出てきて、悩んでいます。何か良い方法はありませんか?」と質問がありました。
このご相談は他人事とは思えずに、洗濯用洗剤「All things in Nature」の開発者こと”きむちん”に相談しつつ、ネットで調べつつ、あらゆることを実践し、僕なりの答えがようやく出ましたので、ご報告します。
もし、同じうような悩みで悩んでいる方がいらっしゃいましたら、お試ししていただき、少しでも毎日の家事が楽になれば良いなと思います。
写真をたくさん掲載して、1つずつしっかりと説明していきますね。
まず、普通、皮膚科のお医者さんに行くとよく処方される塗り薬は、こちらのヒルドイドというチューブ状の白い塗り薬。そして、漢方系の塗り薬でよく処方されるのが、こちらのAZ-Mという黒っぽい色をした塗り薬、MZ-Pという灰色っぽい色をした塗り薬。
中身をそれぞれ拡大してみると、こんな感じです。
AZ-MとMZ-Pの成分は以下の処方箋の通りです。
さて、この3つの塗り薬を実験用のTシャツの切れ端に塗って、実際に手洗いで洗濯をしてみたいと思います。
これを30分ほど放置して、いざ、洗濯のスタートです!
まずは、色味が分かり易いので、ヒルドイドの塗り薬が付いたTシャツの切れ端から洗濯。
タライに水を張り(この日は12月中旬@静岡県なので、水も結構冷たかったです)、そのまま普通に揉み洗いをすると、案の定、塗り薬の中に入っていた油分がベタ~っと広がるだけで、益々、状況は悪くなる一方・・・。
ここで登場するのが、洗濯用洗剤「All things in Nature」を1:4の水で希釈した万能スプレー!
これをヒルドイドが付着した箇所を目がけて、シュッシュッシュッシュッシュッと5回ほどしっかりとスプレーして、よ~く揉み洗い。その後、タライの中の水で更に揉み洗い。
すると、どうでしょう。ヒルドイドが取れた証拠として、水面に浮かび上がった油と糸くずを指でかき集めると、こんな感じ。
更に、水を流すと、こんな油の輪っかができました・・・。触ると、ヌルヌルとした感じで、間違いなくヒルドイドの油分でした。
これ、Tシャツの生地が黒っぽい色(灰色と黒色を混ぜたような色)をしているので、このような色のカスになっていますが、お客様の質問のあったようなまるで石鹸カスのようなものが、正にこのタライの中で再現できたという訳です。
つまり、塗り薬はしっかりと衣服から取れてはいるのですが、それが洗濯機の中や恐らく他の衣服にも付着してしまっていることが容易に想像できます。
ここまでの時点で分かったことは、アトピーの方が使うような油分をたくさん含んだ塗り薬を使用されている方は、大変手間ですが、その衣服だけ別々にまずは手洗いで洗濯することをオススメします。そして、その方法は今回、ここで紹介しているように、油分を素早く分解する洗濯用洗剤「All things in Nature」を1:4の水で希釈した万能スプレーを使って洗うことです。
また、タライの中で洗ったり、すすいだりする時に、水ではなく、お湯だともっと早く塗り薬が取れることも同時に確認しました。
実験を通して、僕からのオススメの洗濯方法を以下にまとめます。
◎アトピーの方に処方されるような油分を多く含む塗り薬を塗った後に着た衣服は洗濯機で洗わずにまずは手洗いする。
◎塗り薬に色素が含まれていない白っぽい塗り薬の場合には、「洗濯用洗剤All things in Nature:水=1:4」で希釈したスプレーをしっかりと吹きかけ、よく揉み洗いし、キレイな水ですすいで、絞る。
また、上記の方法を取った後であれば、油分や色素をしっかりと落とせているので、他の洗濯物と一緒に普通の洗濯をしてもらって構いません。むしろ、再度、普通の洗濯で洗濯用洗剤「All things in Nature」を使ってもらうことで、ラベンダー精油の働きなどでふっくらと仕上がるので、洗濯機でも再度洗ってあげることをオススメします。
ぜひ、試してみてください。
少しでも、肌のことで悩んでいる方の負担が減ればと思い、3日間ほど掛けて実験をし、このブログに記載をしました^^。
こちらの記事は、赤ちゃんがアトピーで、塗り薬が付着した衣類の洗濯に困っていらっしゃるお客様より塗り薬を少し分けていただき、洗濯試験した際の内容です(2020年9月に記載)。洗濯試験内容はほとんど変わりませんが、塗り薬の成分が多少異なりますので、こちらの記事も参考になれば…と思います。
PS:我が家の次男の肌で悩み&格闘していた時は、こんな実験などできる余裕は当然なく・・・。僕らはAZ-M(黒っぽい塗り薬)、MZ-P(灰色っぽい塗り薬)をはじめ、漢方薬を中心とした治療を選択していました。悩んで悩んで、探しあてた先生が、静岡県熱海市にある青木クリニックでした。お婆ちゃんの先生は、それはそれは、食生活の指導から始まり、色々なことを僕ら夫婦に教えてくださいました(当時の日記はこちらで多少紹介しています)。また、夜中に薬を塗った体を次男が搔きむしるので、チュビファーストという帯状の包帯を体中に巻いていましたが、これもとっても重宝しました。「チュビファースト」はネットで検索すれば、たくさん出てきます。